はじめに:現代における時間管理の重要性
情報過多で常に何かに追われる毎日
昨今のネットワークの進歩は目を見張るものがあります。
しかし、その結果日々の仕事や生活において「時間がない」という状況になってしまうのも事実です。
特に仕事においては働き方改革の推進により長時間労働が見直される一方で、限られた時間で成果を出すことが求められるようになりました。
このような状況で心身ともに健やかに過ごすためには時間を意識的に管理し、主体的にコントロールするスキルが必要不可欠な要素です。
時間管理は、単なるスケジュール管理ではなく、自分自身の行動をマネジメントし、より充実した人生を送るための重要なスキルです。
時間管理がもたらすメリット
効果的な時間管理は、私たちの生活に多くの影響をもたらします。
- 生産性の向上とストレスの軽減:タスクに優先順位をつけることで、重要な仕事に集中でき、効率的に業務を進められるようになります。
その結果、残業時間が減り、心に余裕が生まれます。 - プライベートの充実:仕事を効率的に終えることで、趣味や自己投資、家族と過ごす時間を確保できます。
これにより、ワークライフバランスが整い、日々の満足度が向上します。 - 自信と自己肯定感の向上:タスクを計画通りに達成する経験を重ねることで、達成感や自己肯定感が高まります。
今回は”仕事”というものに焦点を当てて紹介しますが、普段の生活においても効果は絶大です。
これから時間管理術をいくつか紹介しますので、是非試してみてください!
今から使える!時間管理術7選
アイゼンハワーマトリクス
まず、やるべきことをすべて書き出してみましょう。
頭の中だけで管理しようとするとタスクの全体像が掴めず、抜け漏れの原因になります。
アイゼンハワーマトリクスは、タスクを「緊急度」と「重要度」の2つの軸で4つの領域に分類し、優先順位を決める手法です。
これにより、本当に今やるべきことが明確になります。
- 第1領域(緊急かつ重要):すぐに対応すべきタスク(例:今日が締め切りの仕事)
- 第2領域(緊急ではないが重要):長期的な目標達成に必要なタスク(例:スキルアップのための学習、健康維持のための運動)
- 第3領域(緊急だが重要ではない):他の人に任せたり、効率化したりできるタスク(例:一部の電話対応)
- 第4領域(緊急でも重要でもない):やめるべき、または減らすべきタスク(例:目的のないSNSの閲覧)
現状のタスクを書き出した後は、一旦ここに当てはめて優先順位をつけてみてください。
きっと効率よく仕事が進んでいくのを実感できると思います。
ポモドーロ・テクニック
「25分の作業+5分の短い休憩」を1セットとして繰り返す時間管理術です。
人間の集中力は長くは続かないため、あえて短い休憩を挟むことで集中力を維持し、生産性を高める効果が期待できます。
筆者はいちいち携帯などで25分と5分のタイマーをセットするのが面倒なので、youtubeで「ポモドーロ 作業用」とかで検索をして出てきた動画を活用して取り組んでいます。
余談ですが、ポ〇モンのルカ〇オが25分勉強して5分休むというサイクルが2時間くらい繰り返される動画がお気に入りです。
タイムブロッキングで時間を確保
カレンダーにあらかじめ特定のタスクを行うための時間をブロックしておく手法です。
仕事用の手帳等をお持ちの方は、もう既に行っている方も多いやり方だと思います。
「メールチェックは午前9時から30分」のように決めておくことで、他のことに気を取られずに集中して取り組めます。
また、ちょっといい手帳を買ったりすると、気持ちの問題で手帳を何度も開いたり書き込んだりといったことが起きると思いますので
「自分は三日坊主だからなぁ」
という懸念がある方はお気に入りの手帳を見つけて毎日眺めてみてください。
無意識の内に時間管理がうまくなっていくはずです。
バッファ(余裕時間)を設ける
スケジュールを詰め込みすぎず、予期せぬトラブルや急な依頼に対応できるよう、あらかじめ予備の時間を確保しておきましょう
この手法は仕事でも効果がありますが、私生活、特に旅行やお出かけといったことにも効果絶大です。
例えば、時間ギリギリに予定を詰め込んで行動している中で、トイレしたくなったのに行ったら間に合わない、なんてことになったら悲惨ですよね?
しかし、この情報過多の現代においては「あそこも行きたい、ここも行きたい」なんてことになることがほどんどです。
絶対間に合わせないといけない予定は別ですが、それ以外のことならその時の流れに身を任せるのも案外楽しいものですよ。
デジタルツールの活用
時間管理をサポートしてくれるアプリやツールを積極的に活用してみるのも手です。
しかし、今回紹介はしますが個人的にはあまりお勧めはしません。
詳しくは次項でお話ししますが、理由は電子媒体に触れなければならないという点です。
なので、この項で紹介している内容は「用事がある時しかスマホを開くことがない」といった方に向けた内容になります。
- タスク管理アプリ:Todoist, Trello など
- 時間追跡アプリ:Toggl Track, Focus To-Do (ポモドーロ・テクニック対応)
- カレンダーアプリ:Googleカレンダー, TimeTree など
興味のある方は、是非ググって試してみてください。
時間泥棒への対策
スマートフォンやSNSの通知は、現代において私たちの集中力を奪う一番大きな要因です。
どうやら、スマホがポケットに入っているだけだったり、目に見えるところにあるだけで脳はリソースを常に割いている状態とのこと。
通知が鳴るとそれだけで快楽報酬系が刺激されてしまう、といったことまで起きるんだそうです。
しかしながら、現代では仕事にも大いに活用する機会の多いスマホを持たないというのはほぼ不可能。
せめて作業中は通知をオフにする、時間を決めてチェックするなど、意識的に距離を置く工夫をしましょう。
筆者は、作業中は別の部屋にスマホを置いたりして対策しています。
欠点はどこに置いたかわからなくなることです、困ったものですね。
定期的な振り返り
計画通りに進んだか、なぜ遅れたのかなどを定期的に振り返ることで、時間管理の精度を高めることができます。
ランニングシューズを買ったからと言って急にフルマラソンが走れるようになるわけでありません。
それは時間管理の手法も同じことです。
是非、取り入れたやり方はすぐに効果が出ないからと言ってやめるのではなく、継続して取り組んでみて下さい。
続けていけば、あなただけの、あなたに合った時間管理術に昇華しているはずです。
まとめ
現代を健やかに生きるために、時間管理は欠かせないスキルです。
時間を上手にコントロールすることで、仕事の生産性を高めるだけでなく、心身の健康を保ち、プライベートを充実させることができます。
今日からできそうなテクニックを一つでも取り入れて、時間に追われるのではなく、時間を使いこなす毎日を目指しましょう。
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